派遣先への企業訪問による顔合わせ(面談)について調査

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面接と顔合わせ(面談)の違いは何?

面接と顔合わせ、よく似ているようですがどのように違うのでしょうか。

■面接
直接に会うこと。特に、応募者や対象者に直接会って試問・助言などをすること。(デジタル大辞泉)
■顔合わせ
初めて会うこと・初めて会合すること(大辞林第三版)
■面談
面会して直接話をすること。(デジタル大辞泉)

ことばの意味としてはこのようになっていますが、派遣の面談・顔合わせの場合はこの限りではありません。
というのは、派遣法の中で、「派遣社員を面接することを禁じる」旨が記載されています。「面接」とは合格不合格といった結果が付いてくるものであり、派遣社員に対して面接を行ってはいはいけないことになっています。
ただ、受け入れ企業側も、相手のことを全く知らずに勤務してもらうことに対してリスクを抱えるため、契約前に最終確認の意味も込めて一度は直接会うことがほとんどです。少なからず契約の可否に関わりますが、あくまで名目は「顔合わせ」「面談」「打ち合わせ」などです。

つまり、派遣先との「面談」「顔合わせ」といった表現は、実体としては「面接」とほぼ同じということです。

顔合わせ(面談)はコーディネーターがついてきてくれるので安心

派遣先との顔合わせには、ほとんどの場合派遣会社のコーディネーターと一緒に行くことになります。コーディネーターは顔合わせの場に慣れており、うまく誘導してくれますのでそれほど気負うことはありません。

基本の流れとしては以下のようになります。
1)コーディネーターとの事前打ち合わせ
2)会社へ到着
3)担当者と挨拶
4)自己紹介・経歴紹介
5)質疑応答
6)勤務内容など説明
7)お礼を伝え、あいさつ

職場によっては、面談後に実際の職場を見学させてもらえることもあります。これから一緒に働く方たちと初めて会う機会なので笑顔と挨拶を忘れないようにしましょう。

また、事前に打ち合わせをするかどうかは派遣会社やコーディネーターによって異なります。特に重視されるのは、自己紹介や経歴です。よくある質問をまとめましたので参考にしてみてください。

■顔合わせでよく聞かれる質問の例
・これまでの職歴
・これまでの転職の理由
・どのくらいパソコン等の技能があるか
・使えるソフトの種類、機械の種類
・職場の環境や仕事内容への理解
・実務にすぐ活かせる知識や技術の有無
・子供がいる場合、急な発熱などへの対応

就職活動の面接と違い、志望動機などを聞かれることはあまりありません。どのくらいのスキルがあって、どのように職場に貢献してもらえるかが重要になります。

派遣先企業訪問時の服装や髪型はどうすればいい?

派遣の場合、その会社に派遣されることがほぼ決まった状態での面談となりますが、だからといって服装などに気を遣わなくていいというわけではありません。
特に指示がない場合は、黒やグレーのスーツまたはオフィスカジュアルが無難です。髪型についても、派手な色や派手なパーマを避けて、清潔感のある落ち着いた印象で面接に臨みましょう。女性の場合、化粧はナチュラルメイクにしておくほうが好印象です。どうしても服装を決めかねる場合には、派遣会社の担当者に相談してみると、その職場に応じた服装をアドバイスしてもらえるでしょう。

企業訪問時の履歴書や職務経歴書は必要なのか?

履歴書や職務履歴書は、派遣会社が顔合わせをする派遣社員に指示してあらかじめ作成させておくことがほとんどです。それを派遣会社にいったん提出し当日派遣会社のコーディネーターが持ってくる場合もあれば、派遣会社には出さずに当日持ってくるように言われることもあります。この部分は派遣会社や派遣先企業によって異なるので、特に何も指示がない場合一度派遣会社に問い合わせてみることをお勧めします。不要といわれた場合にも、念のため自分で簡単な職務経歴書を作って持参すると、面談中の経歴紹介で役立ちます。

職務経歴を言うタイミングで自己PRしよう

就職活動の面接はたくさんの志望者の中から採用する人を絞るためのものですが、派遣先企業との顔合わせはその企業への派遣がほぼ決定の状態で最終的な確認のための時間です。そのため、具体的に「自己PRをしてください」といわれることがない顔合わせも多々あり、結局何もPRできないまま終わってしまったということも良くあります。そうならないためにも、職務経歴を伝えるタイミングにはじめから自己PRを織り込んでしまいましょう!

たとえば、A社で営業事務、B社で総務事務をしてきた方の場合を見てみましょう。

「〇年~△年までA社で営業事務を、■年~★年までB社で総務事務をしてきました」

という経歴紹介を以下のようにします。

「〇年~△年までA社で営業事務を担当し、顧客の管理やデータ作成、電話での顧客対応の経験があります。その後転職し、■年~★年までB社で総務事務をしてきました。ここでは勤怠管理や給与計算、保険等の手続きに携わり、知識を増やすことも出来ました。これらの経験のおかげでパソコンのスキルも身につき、エクセルやワード、パワーポイントは問題なく使用できるレベルです。」

このように、経歴紹介の際にその仕事で自分が得たスキルを伝えることで、自然と自分のPRが出来ます。あまり長くならないようにポイントを押さえて伝え、職種が違う経歴については経歴のみ伝えても大丈夫です。その勤務先ですぐに使えるスキルを具体的に伝えることが大切です。

また、自己PRに限らず、話すことはある程度頭の中で伝えたいことを整理しておきましょう。その場で考えて話し始めると、言いたいことがまとまらず、わかりにくく長いだけのPRになってしまいます。自分の伝えたいことをあらかじめ箇条書きにしておくと、それを思い出しながら、棒読みではなく自分の言葉でPRしやすくなります。

必要な持ち物について

大抵の場合、派遣会社から持ち物などの支持があると思いますが、必ず持っていくと良いものは以下の通りです。

・筆記用具(ボールペン、鉛筆、消しゴム、赤ペンを必ず入れる)
・職務経歴書のコピーもしくはメモ
・ハンカチ、ティッシュ

特に職務経歴書をあらかじめ提出する場合には、実際に話すときに記載と違うことを言ってしまわないように必ず提出した内容を覚えておきましょう。メモを用意することもお勧めです。

この調査内容の総括

派遣として働くときに、ほとんどの場合この面談・顔合わせがあります。派遣社員の場合、その会社への派遣がほぼ決定している状態での面談・顔合わせとなりますが、そのときの態度や話す内容によっては派遣を取りやめとされることもあり得ます。また、会社によっては新卒採用と同様に志望動機や厳しい質問がされることもあり、決して軽い気持ちで行ってよいものではありません。
面談に際し、不安な点があればコーディネーターの方に相談し、自分一人で判断することは避けましょう。あらかじめ相談して臨めば問題なく顔合わせを終えられることがほとんどです。顔合わせはこれから自分が働く職場との最初のコンタクトですので、元気に、笑顔を忘れず、誠実に、面談を受け、これからの派遣社員としてのスタートをより良いものにしてくださいね。

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